日本疼痛リハビリテーション協会 概念
守秘義務みたいな制約があったので詳細は触れませんが、基本概念は「筋」「骨」「血管」「神経」「内蔵」・・だったかな。。 これらは相互に作用し合い、どれか1つを改善させると相互に改善し合う。みたいな感じ。
その痛みはそこに原因は無く、ほかの部位からの影響を受ける。みたいな感じ。
疼痛誘発動作でその原因部位を特定しリリースする。みたいな感じ。
でもね、意外に、って言ってしまうと大変恐縮ではございますが。
ここの代表であり講師でもある藤井さん、
「あ~、ちゃんと勉強してるんだな」という印象。
いやね、手技ありきなのかな~なんて思ってましたが、ちゃんと病態も説明されていて。 一番びっくりしたのが、
急性腰痛患者が来たら
「症状によっては、まず2週間仕事を休ませます。そして徹底的に腰痛原因動作を排除させる」
といきなり説明したところ。
え、めっちゃ理学療法士っぽい。やるじゃん。 って思ってしまった。
あれ、夢かな。いや違う違う、確かに言っていた。。よね?藤井さん。。?
日本疼痛リハビリテーション協会 内容
筋膜リリースといっていますが、個人的にはリリースではない・・・?私の中でのリリースって「剥がす」イメージなので、皮下組織、浅筋膜、深筋膜を触り分けるような感じでした。が、ここでのリリースは「緩める」というイメージに近いのかなぁ。
いつかまた記事をアップしますが、動体療法で有名な
Ken Yamamoto テクニック

に結構似ている感じです。ただ、教え方はKen Yamamotoさんより藤井さんの方が圧倒的に分かりやすいですw すいません、Kenさん!個人の感想です!たぶんKenさんね、海外にいすぎて日本語慣れてないのかもしれないです、いやすいませんマジで。
結局どうだったの?
たぶん、このセミナーが出始めた当時は「疼痛誘発動作」という言葉とか、その見た目の即効性に誰しもが「OH!!」となったことでしょう。 ですが、実際の患者には対応しきれませんでした←私の実力不足かもしれませんが。
こちらの協会自体が
「西洋医学で説明できない原因治療」というところがありました、
個人的には整形外科に勤務してますが、西洋医学で説明できる痛みも多いので。このセミナー内容では完治は難しいです。それ以外には有効なのかはわかりません。
っていうか、私だけか、、?笑
ハンドリングの問題か!
これすなわち
私が下手なだけか!!笑笑
ただ!!治療概念は分かりやすく、理学療法の入りにはもってこいです!
なので次の項で説明します。
臨床に生かすために
you tubeやテレビでも藤井さん御本人が説明していますが、
例えば、腰が痛い。となった場合にはまずその動作で
1.僧帽筋を誘導 ➡ 減弱あるか?
2.大腰筋を誘導 ➡ 減弱する?
3.ハムスト内側付近 ➡ 減弱する?
と、ポイントを絞って一番効果が高いところを施術していきます。
実際に整形外科まで来院する患者に対しては、この内容だけでは痛み取りきれないですが、
ある意味、この方法で部位を絞ってから
理学療法特有の検査で、精密化していく。
例えば、僧帽筋で腰痛が一番減弱した場合。
より深く検査すると、胸椎のモビリティー低下、さらにいうと第4胸椎の過少運動性を認めたため、この代償によって腰椎の過剰運動性を呈し疼痛が出現した。ということが判ったりします。
さらに、たまにですが新患がきた際に、
「やばい!!時間無い!!とりあえず疼痛軽減だけでも!!」
って時には、上記の検査を実施して(それに少し皮膚誘導を加えますが・・)効果のある部位に対して「キネシオテープ」で強制誘導し即時的に疼痛マスキングしたりします。
特に最近では腰痛に対して、疼痛減弱検査(SNAGS)を実施することがメジャーになりつつありますので、その入りとして使用してみてもいいのかもしれませんね。
まとめ
よく詐欺だ、怪しい。だなんて声を聴きますが、別に詐欺られては無いですし、
ちゃんとその概念に基づいて説明されていました。
変化も感じられます。
ただのマッサージみたいな施術しか受けてこなかった患者からしたら、「変化を感じられる」だけでもウケはいいのかもしれません。
ですが、やはり腰痛患者はもっと細かい検査が必要です、確実に。
なので選択肢の1つとして、でもそれはどの研修会もそうですよね(^^♪
あくまでも個人の感想ですので、悪しからず。
でもさ。行ってもいないのに文句言うよりもいいでしょ笑
コメント
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